2011/11/07 Mon 22:30 バックパッカー | 旅行 | コンゴ共和
P1110847.jpg
現地の人々の 温かい協力 を得て、
何とかビザも手に入れ、目指すは隣国・コンゴ共和国





できれば 二度と来たくない場所 なんだが…



通り道だから
仕方なくやってきましたよ。


































大きな地図で見る
「ビーチ」!!
※ ビーチについては・コチラ>>











































一応、監獄から出られたとはいえ、
この「ビーチ」には何も伝わっていないか、
サラっとシカトで また仕掛けてくる 可能性は高い。



ヘタすりゃこの前と 全く同じ展開 になる恐れだってあるのだ。
今回は国を出るだけだが、
荷物を全部持っているという 好ましくない状況 なので、
ハナから 戦闘モード での突入だ。







港のゲートをくぐると…

































まものたちは いきなり おそいかかってきた!














































天敵・DGM職員、ではなくて、
船のチケット購入とか出国手続きとか
諸々を 勝手に代行して 金品を請求する
自称ガイド たちだ。




二か国の首都を結ぶ国境のせいか、
群がるその数たるや 画面に収まりきらない ほど。
断っても断っても、マドハンドのように 増殖してくる。







mudhand3.jpg
しまいにはわしの奪い合いでマドハンド同士が ケンカを始める という
アフリカじゃ お決まりのバカパターン に流れて行ったので、
そのどさくさを利用して逃げ切る、という
これまたよくある脱出法で先へ進んで行く。









と、








ワキから出てきてにこやかに 肩なんか組んでくる 男が…


誰じゃい?












































「よう。元気だったかい?
 オレだよ。 監獄でパン買ってきてやった だろ?」

































覚えてねーし!


思い出したくもねーし!!



































しかもそいつ、タカってくるでもなく
そのまま挨拶だけして去る…って



友達かッ!!

































ぐっ…!!



ふっ、普通
・あんな目に>> 遭わせた相手に、
町で 陽気に声かける か!?
あれから1週間も経ってないのにッ!!


なんだあの
卒業した生徒に数年ぶりに再会 みたいな金八目線ッ!!







































この説明しても決して解り合えない 感情の温度差
何十年も前の遺恨いまだに謝罪を求めてくる某国


「なんて小っちぇー奴らだ」


とか思っていたが、
ココでコイツに 殺したい程のドス黒い衝動を感じる わしも
同じくらい小っちゃい のか??





コンゴ人…
器がでけえな。
悪い意味で。






























ま、
ココで殴りかかったり
国旗を燃やしたりしたらまた フリダシに戻る だけなので、
わしも 大人な対応 をして、先へ。
































チケット売り場で
次に声をかけてきたのは…



げっ、
今度は船で一緒だったパトリックじゃないの。































パトリックは 警官 だ。
キサンガニからずっと、同じ船に乗ってきた。



DGMと違って、コンゴの警官は基本、外国人にはノータッチ



川下りの最中、
わしは何も言われないのでけっこー写真を撮っていたのだが、
船旅が半分を過ぎた頃にいきなり



「今まで撮った写真を全部消せっ!! じゃなきゃ逮捕だ!!」



キレ始めたのがコイツだ。





撮り貯めて消すのが惜しくなってから言い出すとは
藤木くんより卑怯 なヤツだが、
わしはまんまと してやられる カタチで、
ソデの下を渡すハメになった。



それ以降は
公認で撮り放題 みたいになったのだが、
決していい印象はないので、
コイツも会いたくない人間の一人だ。


































ところが奴は




「ついてきなッ!!」




とわしらのパスポートを取り上げて
サッサと出国のハンコもらって帰ってくると、
グイグイ奥へ進み、
厳しいとの噂だった荷物検査も


「コイツらはいいんだ」


とか言って スルー だし、
えらいスピードで勝手に手続きを進めていく。




細かいバトルを 7回くらい こなさないと
辿り着けないハズのフェリー乗り場に、
この男がいるお蔭でいともあっさり到着。
挙句



「じゃあな。気を付けて行けよ。」



と、何も見返りを求めることなく去っていく。


か、カッコイイぃーーーー!!







































さっきの監獄ヤロウもそうだが、
この国ではどうやら 友情もカネで買える らしい。
動物のように欲望にまっすぐで、ピュアな人々。
それがこの国の 最大の魅力 であり、
最悪の欠点 でもある。



入口から出口まで、
おはようからおやすみまで、
コンゴは剥き出しでコンゴ だった。
それを象徴するようなエピソードの挿入が、
最後に軽く花道を飾ってくれたような感じがした。

































そう、最後。



ずっと戦闘態勢で意識するヒマもなかったが、
長かったコンゴの旅も、
このフェリーに乗ってしまえば、終わり。



これから行くのもコンゴだけど、
それは完全に別の国だ。






淋しいけど…
楽しかったな。





















最高だった。

























P1110847.jpg
船が岸を離れ、
滞在中は「悪魔の棲む町」にも思えたキンシャサが
次第に遠ざかっていく。


それをバックに、頭の中をエンドロールが流れる。


わしとコンゴの物語。
















改めて思い返すと、
胸に熱いものが込み上げてきた。




ほとんどは
NG特集 みたいなロクでもない映像だけど、
今となっては、すべてが美しい、愛おしい思い出。








































ありがとう、コンゴ民主共和国。














さよなら。



さよなら。


































きっと、またいつか…




















































































































































































































































kinshasa2.jpg
んん????
























































首都ブラザビルの港に降り立ち、
税金も支払い、
イミグレにパスポート預けて待つこと2時間



係の男に案内され、ついて行くとそこは…































































そこはッ!!







































































































kinshasa3.jpg
コンゴ民主共和国ッ!!!!!!!




















































はぶっ!!

なっ、なんで元きた所に戻されてんの
なに 入国拒否してんだよコンゴ共和国ッ!!




清廉潔白・人畜無害な日本人旅行者ですよ!! わし!!
不法労働とか、家ん中でタン吐いたりとかしませんよ!!




















































「ホテルの予約がない」

というのが理由らしかった。









大抵の国には
入国用の書類に「宿泊するホテル名」を書く欄があるのだが、
だいたい そんなのは適当でイイ 場合がほとんど。
北朝鮮とかリビアとか特殊な例を除いて、
そこに関して何かツッコまれたことなど 一度もない




だが、
コンゴ共和国・ブラザビルのイミグレは
やたらしつこく追及してきて、
宿に電話まで(費用こっち持ちで)かけさせて
予約の有無を確認する念の入れよう。





普段は架空のホテル名を書いたりするときもあるが、
この時はガイドブック見て、
実在する安宿の名前を書いておいたのに…
ホントに泊まるつもりだったのに…




トップから3軒、
電話番号が全部間違ってるっだよッ!!
「ロンリープラネット」!!
うっ、恨むぜ…















































予想だにしない軽快なテンポ
旅人生初入国拒否強制送還 KOコンボ!!



コンゴ共和国…
滞在わずか 2時間
アリーヴェデルチ!
























死の一歩手前つうか一歩勇み足ぐらいまで行って、
大金を請求されて、
大ケガまでして、
更には監獄にブチ込まれたから、
さすがにもう 新たなヒドい目 には遭うまいと思っていたが…




なんだこの
泉のように溢れ出る災いのバリエーション
 はッ!!







































…! 



おい。




コンゴ共和国に「入れない」だけならまだいいが、
戻される先は…































キンシャサのあの 「ビーチ」っ!!!!!


































「コンゴ民主」はついさっき「出国」して、
パスポートにハンコも押されてしまっている!!


「これこれこーいう事情でして…」


なんて説明するだけで
ハイそうですか、と
あっさり受け入れてくれるような連中だろうか???



否ッ!!



あの 「ゴリゴリの実」 を食った 宇宙猿人ゴリ どもに
話し合いなど通じるはずがないッ!!





































タダでさえ「無効」扱いされていた「コンゴ民主」のビザが
一度「出国」して「失効」になっている以上、
このまま船がキンシャサに着いてしまえば、
待ち構える運命!! それは…






























ビザ無しで入国を試みた 不法入国者 として 逮捕
もしくは 多額の罰金






もっと最悪の場合は


こっちの「コンゴ民主」をも入国拒否されて、
あちらの「コンゴ」との間を 船で永遠に往復し続ける 


という、
喪黒福造に「ドーン」された後みたいな責め苦
を受ける恐れもある。
moguro.jpg
































とぅるるるるる…



船が岸に着く前に携帯を出して、
速攻でキンシャサの日本大使館に連絡ッ!!




「ボクらは大使館のご迷惑になるような事はしませんから!」




みたいなこと言って出て来たのに、
舌の根も乾かぬうちに… カッコ悪っ。




だが、
被害を最小限で食い止めるためには、
こうするより他ないッ!!







































すぐに大使館の方から「ビーチ」の責任者に連絡を入れてくれたおかげで、
わしらは間一髪、
変に拘束されることもなく、
また 「コンゴ民主」の地に降り立った。



ほどなく身元引受みたいな感じで
わざわざ大使館職員が迎えに来てくれたので、
とりあえず牢獄行きだけは免れたようだ。





























それでもやはりビザの件は


「一度出国してるんだから失効


ってことにされ、


「本来、国境では取れないはずのビザを
 特例で 新たに発給してもらう」 ことで解決。



7日間のトランジット(通過)ビザ。
もちろん有料(60ドル)。




















またも、またしても
なあ~んにも悪いことしてないのに財布の中身だけケズられ
その上軽く 恩着せがましい 物言いをされたワケだが、
度重なる戦闘で心のハードルが 地上3mm(ドラえもんが浮いている高さ)
くらいまで下がっているため、
Jリーガーのように大喜び



確かに 「またいつか」 とは言ったが
あまりにも早い再会ッ!!
あばよコンゴ! よろしくコンゴ!!






























それにしてもあっちの「コンゴ共和国」…






日本大使館の職員によると、


ホテルの予約とか、
 そんな理由で入国拒否など 前例がない。」 との事。


わしも以前このルートを通った旅行者を直接何人か知っているが、
もちろん彼らはすんなり入国に成功している。











そういや大使館でビザ取るときも
「服装がどーのこーの」 
ってイチャモンつけてやがったな。


訊いてみたらそれも
わしらのが 「初めて聞いた」 事例らしい。









てことは、
最近になってコンゴ共和国の制度が厳しくなったのか?
両コンゴでこんな感じってことは、他の国もそうなのか?
もはや中央部アフリカ全体が外国人をシメ出す流れ
的な恐れもあるだろう。


わしだけ嫌がらせされているのかもしれんが、
寒い時代だと思わんか。









まあどうあれ、



足はいてーし熱はあるし、
結構カラダにムチ打って
やっとロクな思い出のねえキンシャサを脱出したのに、
わしらはそのキンシャサに いぢめるために呼び戻された



エンディングのスタッフロールが流れ終わっても、
わしとコンゴの物語には
どうでもいいオマケ映像 が付いているらしかった。