2011/09/16 Fri 08:19 コンゴ民主
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ココに一冊の本がある。




















おそらく英語では世界唯一のコンゴ専門ガイドブック「Bradt」
コンゴ戦士必携のアイテム。
誰も行かないから誰も知らないコンゴの旅は、
ここから得られる情報のみが命綱である、と言っても過言ではない。



数は少ないが写真もいくつか掲載されている。
基本、 写真撮影禁止 のコンゴでこれだけのものを残すのに、
著者がどれだけの犠牲(カネ)を払ったのか…
想像力を働かせると涙さえ出てくる。
そんな思いが詰まった珠玉の逸品、それが「Bradt/Congo」なのだ。



























で、エプルという村までやってきたわし。





















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エプルと言えば幻の珍獣・「オカピ」が生息することで知られているが、
近隣に「珍人」、ピグミーさん が暮らしている場所でもある。


ピグミーとは、
大人の男性でも身長が クリリンくらいまで しか成長しない、そういう種族。
他の国でも会うことはできるが、
以前ウガンダで会いに行ったら
結構いい暮らし をしていてガッカリしたことがあるので、
コンゴのそれにも大した期待はしていなかった。





















ところが…

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「Bradt」に写真が載っていたピグミーさんが これ






















かわいい…























ぜひ この表情をナマで見たい と思ってしまったわしは、



























マライア・キャリーに会いたいとTKにおねだりするトモちゃんのノリで

「本人に会いたーい」

と現地のやつに言ってみたら…
























「あー、ザイールさん ね。
近くに住んでるから、明日行ってみようか。」





























近くに住んでたっ!!































しかも…


























ザイールさん??























ご存知の方も多いと思うが、
コンゴ民主共和国はかつて「ザイール」という国名だった。


すると写真のピグミーさんは、
国の名前をそのまま与えられた男
ということになる。
















妄想は膨らむ。


きっとここらへんのピグミーの中で最も狩りがうまいとか、
1人で敵の村(富沢会)を全滅させたことがあるとか、
巨大アナコンダをスープレックスで仕留めるとか、
子供が100人以上いるとか、


とにかく国名を名乗るに値する「何か」を持った、
それはものすごい漢(おとこ)なのだろう。
その実力やいかに…?





















翌日…


















ご本人…

















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登場ッ!!

















わかりづらいな…




















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例の顔っ!!





















偉大な男に失礼かとは思ったが、

「この顔やって」

と頼んだら、割とノリノリで やってくれました。
キメ顔…だったのか?コレ。
























「はるばるようこそ外国の人。」



















「ところで…」




















「ハラ減ってるんだけど、なんかちょーだい。



















































偉大な男のはず…?

本に載るほどの、みんなの代表のはず…?

惑星ザイールの名をもらうほどの天才だった…はず…?





























否ッ!!!




























国の名を冠するからには、
この 物乞い魂 こそが最も重要なのだッ!!



















この、挨拶のかわりに「何かくれ」と言うコミュニケーションは
アフリカ全域で見られる現象なのだが、
コンゴは特に 出会う人間全員が言ってくる ので、
相手にするにもエネルギーが要る。



前回登場した「DGM」だけでなく、
道でスレ違っただけの人間までもが、
とりあえず何かしらせびってくるのだ。




おまけに断っても しつこい という特徴がある。



以前、オバちゃんに食い物をよこせと言われたことがあり、
自分の分しかないから普通に断ったのだが、
オバちゃんは 走って追いかけて きて、
わしの手元から食いかけを奪いにかかった程だ。


「上手に躱す」というのも、コンゴの旅の醍醐味なのか…
実に奥が深い。















この国

「モノゴイノクニ」

とかいうタイトルで一本 いい映画 が作れそうだぜ。
メガホンを持つ手が震えるほど「せびり」が日常化した風景ッ!!






















そんな国を代表する人物は、
西洋基準のくだらんプライドなど持ち合わせていないのだ。


「他人を見たら泥棒と思え」

ならぬ

「他人を見たら なんかくれる と思え」ッ!!


















まあその格言は実はわしらの方にも当てはまる事で、
ここで何かあげておくと 
後で全然関係ない所からメシが返ってくる という 不可思議なシステム ができあがっていることを
後に知る ことになるのだが…

















じゃあザイールさんにはこの 
自らの写真が載った本 でもお礼にあげれば喜ぶかと思ったのだが…




















ちょっと 不服そうな顔 をされたので
結局 現ナマを 渡しました。























ちなみにエプルの「オカピ・センター」で
「オカピのエサやり」を見ると、見学料5ドル

ザイールさんに「例の顔」をやってもらうと、
その 軽く倍は もってかれます。



















たしかに上野動物園やズーラシアではオカピは見れても
ザイールさんは見られない からな。
希少価値…ってこと?

















日当さえ出せば喜んで見世物になってくれそうな奴も マジで沢山いる ので、
どこかの動物園とか博物館とか、やってみません?


まあどうせ 大問題になる んだろうけど。
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